IT派遣エンジニアと正社員の違い

IT業界の発展に伴い、ITエンジニアの需要は高まっています。それに伴い、ITエンジニアの働き方の選択肢も増えてきました。最近では、正社員を辞め、派遣社員として働くITエンジニアも増加しています。では、正社員と派遣社員の働き方には、どんな違いがあるのでしょうか。

挙げられる大きな違いは、雇用方法です。
正社員は、勤務する企業に直接雇用されます。給与の支払いや社会保険の加入など、すべて勤務する企業を通して行われます。雇用期間に特に定めがないため、長期にわたって安定した働き方と給与を維持できます。
一方派遣社員は、人材派遣会社に雇用されることになります。給与の支払いや社会保険の加入手続などを行うのは派遣会社です。派遣社員が同一の派遣先企業および同一の部署で勤務できる期間は、最短で31日間、最長でも原則3年と労働者派遣法で定められています。直接雇用契約を結べば3年以上同一企業で働くことはできますが、原則として雇用期間に期限があるため、長期雇用を望む人には不向きな働き方かもしれません。ただ、色々な仕事を経験してスキルアップにつなげたい方には最適です。
給与の支払い方法にも違いがあります。
正社員は月給制ですが、派遣の場合、時給制のところが多いです。給与平均は、やはり手当などが安定している正社員の方が高い傾向にあるようです。

適材適所を求める企業にとって、必要なときに活躍してくれるIT派遣エンジニアは、非常に重要な存在です。需要が高いため、雇用先に困ることはないでしょう。
特に腰を落ち着けず、幅広い経験を積みたい人は、IT派遣エンジニアとして働く道を検討してみてはいかがでしょうか。もちろん十分な経験を積んだのち、正社員として働く方法もあります。